2017.5.20
つながる
旧東海道を抜けて・・・
徳浄寺。
新緑の映える参道に導かれ、正面に本堂。
本堂の脇に、開放的な集会所と庫裏、住職一家の住まいが
竣工されたそうです。
ご縁があり、見学させていただきました。
設計は、勝岳史建築設計事務所&StudioΓさん。
植栽は鎌倉の苔丸さん。
檀家さんたちが集うオープンな1階から
ご住職一家の住まいの2階へ、
既存の樹木を生かしながら、
新緑のやわらかくさわやかな草花が配された
中庭を愛でながらの回遊プラン。
外から中へ、中から外へ、
陰影のある杉板本実型枠の壁がつながり
開けはなたれた開口からは、
初夏の風が縦横無尽に通り抜けます。
外部に開放的なので、
回遊式でありながら、
迷子になることはありません。
土間で炊き出しをしたり、
法事や会合をしたり、ご法話をお聞きしたり、
と、お寺は、古より、地域や檀家さんたちの集う場所。
広いキッチンもあり、
将来的に、キッチンスタジオとして開放していくそうです。
とても開放的で気持ちの良い、
ふと立ち寄りたくなる、
現代の「お寺」でした。
関係者のみなさま、お疲れさまでした。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
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