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2017.5.18

一子相伝

ポツポツ雨の合間に。

東京国立近代美術館

 

茶碗の中の宇宙」展。

初代、長次郎から現代の15代吉左衛門まで

初代長次郎と15代吉左衛門の作品に重点をおかれながら、

代々の樂家の茶碗が順に展示されています。

 

「一子相伝」の伝統下、

「いま」を表すという「樂」の名の通り、

それぞれの樂は、それぞれの時代を映していました。

 

特に印象的だったのは、やはり長次郎の作品たち。

小ぶりで無骨ながら、醸し出す独特の緊張感。

華やかなこの時代でどれだけの衝撃を与えたのか。

それを想像するだけで、気分が高揚します。

 

「一子相伝」というものの、代々伝えるための書物はなく、

次代へ教えることもないそうです。

自ら試行錯誤しながら、その時代時代に合ったお茶碗。

 

15代吉左衛門の作品は、まさに「美術品」

ご本人は、「これで茶を飲んでほしい」とおっしゃっていますが、

もったいない装い。

過去と未来を振り子のようにいったりきたりしながら進んでいくとおっしゃっていました。

 

そして、次期へ。

15代の煌びやかな作品から古典へ立ち返る雰囲気がありました。

日本回帰。

和の文化を見直されている、正に現代を映す作品。

 

最後に、

初代「万代屋黒」を、アルミ合金で再現したものが展示されていました。

実物より200gほど重いそうですが、持つことができます。

 

小ぶりでずっしり。

手にすっぽり納まり馴染みます。

 

貴重な体験でした。

author:asuka  | コメント(0)

category: blog展覧会

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