2013.12.30
永遠
「永遠の0」を観ました。
百田尚樹さんの原作を読んだのは、4年前。
一気に読み終えて後、目にする現代の景色が、
とても違って見えたのを鮮明に覚えています。
映画化を知り、早速行ってきました。
(以下、ネタバレ入ります)
現代の若者が、祖母の死をきっかけに追求していくこととなる、
実の祖父、宮部久蔵の過去。
今では当たり前のことを、当たり前に出来なかった戦時中。
「生きたいんです」
妻子のために、若者の将来のために、日本の将来のために、
当時では許されなかったこの思いを貫き、
零戦パイロットの腕を磨き続けた宮部。
宮部の思いとは裏腹に、戦況はどんどん悪化。
教え子たちは、自分の目の前で次々と命を落としていく。
そして、
自ら、特攻隊を志願。
最後、生き残る可能性があったのに、何故あのような選択をしたのか。。。
小説と同様、現代と過去のパートが淡々と進んでいきます。
激動の戦時中にありながら常に冷静で穏やかな宮部に対し、
平和な現代に生きる孫、健太郎が、宮部の過去を知るに連れ、感情顕になっていくのが、
とても印象的でした。
私たちは、一生懸命に生きてきた、先人たちのおかげで、平和に暮らすことができているのですね。
先人たちに恥じないよう、一生懸命に生きなければ、と強く感じました。
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