創造
ミケランジェロ展に伺いました。
国立西洋美術館にて。
ミケランジェロの姿。
曲がっている鼻が見えない角度とされているそうです。
女性の素描。
モデルが男性とは思えないほどの美しさ。
システィーナ礼拝堂に描かれた天井画、壁画のために、
沢山の素描がされていたのですね。
力強い腕。躍動する筋肉。
クレオパトラ。
毒蛇に噛ませて自害する際の凛々しい表情。
額の裏には再帰に取り乱すクレオパトラ。
衝撃的な表情です。
生涯で2体しか掘らなかったという、木の彫刻。
未完成だけに、製作中の臨場感が伝わってきます。
手紙や素描、製作中の彫刻等を通して、
ミケランジェロは、「神」ではなく、
確かに「人間」として、
この世に存在していたことを感じました。
素描、本当に美しかったです!
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展覧会構成
■第1章
「人物と伝説:ミケランジェロとカーサ・ブオナローティ」
ミケランジェロの人間的側面と死後の伝説化の過程を、伝説化の重要な「舞台」であるカーサ・ブロナローティの歴史も交えながら紹介。
■第2章
「ミケランジェロとシスティーナ礼拝堂」
「創世記」の場面を中心とする天井画と「最後の審判」の壁画がどのようにして生まれたのか、準備素描を辿りながらその創造の秘密に迫る。
■第3章
「ミケランジェロと建築家」
素描を通じて彼の建築的アイデアの生成の過程を探る。
■第4章
「ミケランジェロと人体」
最初期の大理石彫刻「階段の聖母」と最晩年の木彫「キリスト磔刑」を軸に、ミケランジェロ芸術の最大のテーマである人体表現の変遷について、生涯を追いながら検討。
※文面及び写真は、パンフレットを参考とさせていただきました。
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