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2013.6.22

唐物天目茶碗

130622-2

唐物天目茶碗の世界へ。

130622-1

明治記念館にて。

静嘉堂文庫美術館 主任学芸員 長谷川祥子先生のお話をお聞きしました。

 

テーマは

唐物 天目茶碗の世界

 

「唐物」が何たるかも分かっていない私にとって、

とても貴重なお話です。

 

日本の陶磁器の国宝は14点あり、

そのうちの5つが天目茶碗だそうです。

(以下、写真はHPより拝借させていただきました。)

 

130622-3-1曜変天目茶碗(稲葉天目)

曜変天目茶碗 <稲葉天目>

~静嘉堂文庫美術館~

中国・南宋時代 (建窯)
徳川将軍家から淀藩主・稲葉家が拝領し、代々秘蔵されていた唐物茶碗。

 

130622-3-2曜変天目茶碗(大徳寺龍光院)

曜変天目茶碗

~大徳寺龍光院~

中国・南宋時代 (建窯)
茶の湯の三大宗匠として千利休らと並び称された津田宗及の子・江月宗玩(僧侶)から大徳寺に伝来した唐物茶碗。

 

130622-3-3曜変天目茶碗(藤田美術館)

曜変天目茶碗

~藤田美術館~

中国・南宋時代 (建窯)
徳川家康から水戸徳川家へ伝来した唐物茶碗。

 

130622-3-4油滴天目茶碗(東洋陶磁美術館)

油滴天目茶碗

~大阪市立東洋陶磁美術館        安宅コレクション~

中国・南宋時代 (建窯)
関白・豊臣秀次が所有し、西本願寺、三井家、若狭酒井家へと伝来した唐物茶碗。

 

130622-3-5玳玻盞散花文天目茶碗(承天閣美術館)

玳玻盞散花文天目茶碗

~承天閣美術館~

中国・南宋時代 (吉州窯)
松江藩主で江戸時代の代表的な茶人の松平不昧が所持したことでも有名な唐物茶碗。

 

大きな画像で見せていただきましたが、

どちらも溜息が出る美しさ。

特に、曜変天目茶碗の、浮かび上がる透き通った青色は

素晴らしかったです。

 

これらの唐物天目は、

「君台観左右帳記(くんたいかんそうちょうき)」というマニュアル本の

「土之物」に座敷飾りの方法など、詳細が記載されているそうです。

そうして、現代まで語り継がれているのですね。

 

 

茶道の世界では、時代によって、使われるお茶碗も変わってきたそうです。

 

■室町時代 書院台子・会所の茶  唐物飾り

唐物茶碗  ~村田珠光

 

■桃山時代 侘び寂びの茶

高麗茶碗・樂茶碗  ~武野紹鴎、千利休、古田織部

 

■江戸時代 きれい寂びの茶

京焼茶碗・国焼茶碗・高麗茶碗  ~小堀遠州・金森宗和

 

唐物茶碗は権威の象徴として、

江戸初期より将軍家の宝物としての高い評価とされてきたそうです。

 

 

ひとつのお茶碗にまつわるお話も

知っていくと楽しいですね。

実物もいつか拝見したいです。

 

130622-3

ふとお庭を見ると、

新緑に映える白無垢姿☆

 

お幸せに~☆

author:asuka  | コメント(0)

category: blog裏千家

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