小屋
青空の下、廻る風車☆
中村好文さんの展覧会。
ギャラリー間にて開催されています。
入口で迎えてくれるパネル。
「元祖、小屋暮らし」といえば方丈記を書いた「鴨長明」
ということで、
記念撮影(!)用の「顔出しパネル」。
「肩の力を抜き、リラックスした気分で
展示を愉しんでくださいね・・・」と
中村さんのメッセージが込められています。
中村さんが長い年月にわたって思いを寄せてこられた
「意中の小屋」というべき「古今東西の7つの小屋」。
ひとつひとつの小屋は、
かがんで入り、
一人で入ってちょうどよい大きさ。
中の展示を、覗き込んで確認するのも楽しいですね。
小屋の燈り。
内部の展示。
中村さんのスケッチと、写真たち。
ひとりの空間で思い切り堪能できます。
中庭に設けられた
中村さんが建てられた、
ひとり暮らし用の小屋。
「Hanem Hut」。
「小屋で営まれる質素で豊かな暮らしぶりを頭に思い描きながら、
小屋ならではの居心地を肌で感じ、心で味わってください。」
テラスの出入口。
間口3m×奥行4m。
「床・壁・屋根は杉の三層パネル(Jパネル)構造で、
素人でも器用な人なら用意に運搬・組立・分解できる
プレファブ構造。」
ポンプ。
「電線・電話線・水道管・下水道管・ガス管などの「線」」と「管」に繋がれていない
省エネルギー・省資源型で環境負荷の極端に少ないエコロジカルな建物。」
小屋を構成するものたち。
「小さいながら、台所もトイレもシャワーもあり(屋根ウラ収納まであります)住宅として必要充分な大きさであること」
「内部は、台所の家具、クッキングストーヴ、食卓、ソファーベット・照明器具その他、小物にいたるまで、この小屋のためにデザインし、作ったものであること」
この場所に建てられるまでの過程は、
4階の展示室で、映像と図面により体験することができます。
左右の壁に、中村さんが手がけられてきた
「小屋」と「小屋的な建物」の写真とスケッチの展示。
蚊帳小屋の中には、中庭の「Hanam Hut」の図面。
最近は見かけなくなってきた、手書きの図面が
久しぶりに見かけた「青焼き」で展示されています。
「人間のからだにとっていちばんたいせつなことは
暖をとること、体内に生命の熱を保つことである。」
~中村さんが影響を受けたと言われていた
H・D・ソロー「森の生活(岩波書店)」より。~
場内は、小屋を訪ねる人で溢れていました。
みなさん、自分だけの「小屋」を求めているのかもしれないですね!
~本文の一部は、パンフレットを抜粋させていただきました。~
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