2013.3.31
深緑
しとしと雨がおちる3月の終わり。
お茶会に伺いました。
今回は、隈さん設計の美術館を横目に…
庭園へ。
緑深く…
お茶室へ。
斑鳩庵(いかるがあん)へ。
こちらは、江戸末期に本所に建てられた茶室が
増田克徳邸に移築され、
さらに昭和30年に根津美術館へ移築されたそうです。
清渓亭もこれに付属しています。
右が清渓亭、左が斑鳩庵。
苔、飛び石、延段。
雨もうっすらと上がってきました。
静かにお客様を待ちます。
斑鳩庵から眺める庭園。
朝の小雨もお茶会が始まる頃にはあがり、
しっとりと緑を深く色づけてくれました。
今回は、こちらでお客様をお迎えする側でした。
初歩の私は、お迎えするというよりは、
お客様や先輩たちに教わることばかり。
そのような余裕のない中でしたが、
目の前に広がる池と起伏ある庭園からチラチラ見える
お茶室、着物姿に、
ゆったりとした気分になれました。
寒い中お待ちいただいたお客様が、
お茶室から出られる時の穏やかな表情がとても印象的でした。
このような貴重な機会をありがとうございました。
帰りがけ、美術館で開催されていた展覧会、
「遠州・不昧の美意識」
に立ち寄りました。
何百年も経て目の前にあるお道具たち。
どちらも生き生きとしていて、
ため息がでる美しさ。
不昧公が好まれたお道具を観ていたら、
久々に、祖母のいる松江にも訪れたくなりました。
明日から新年度。
こころ新たに頑張りたいと思います。
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