復興へ―白浜
北上からは、北上川沿いに東へ。
白浜へ伺いました。
上の写真は白浜岬。
本当に美しい景色です。
白浜復興住宅。
別荘用に荒造成されていた土地を利用し、
工学院大学が主導となって創られた住宅です。
昨年の11月23日に入村式が行われたそうです。
地元の工務店、職人さんによる建設が可能な計画で、
地元経済への貢献を図ると共に、
国産材の使用で日本の林業の再生の寄与も目指されています。
太平洋を一望できる高台の立地に建てられた永住可能な復興住宅。
復興住宅としての機能を終えても、
例えば、別荘のような利用もできそうです。
軒先には、地元のスレートが使われています。
立派な石垣で足元を支えられています。
適度な隙間があることで、水はけもよく、丈夫なのだそうです。
地形に沿った配置。
追波湾を臨む、絶好の眺望です。
バスで移動。
移動する車中から見る海もとても綺麗です。
かつて高台に移転した集落を見学させていただきました。
屋根には、スレートが使われています。
綺麗な夕陽に見送られ、沿岸部を後にしました。
仙台で、みなさんと別れ、市内へ。
「せんだいメディアテーク」。
仙台市内は、震災の跡は目には見えず、
すっかり復興しているように見えました。
メディアテークも、たくさんの利用者で活気づいていました。
仙台の活気を見ると、
改めて、「津波」による被害の大きさと、
復興の難しさを感じました。
津波で甚大な被害を受けてしまった沿岸部は、
高低差、アクセス方法、地域性など、
地図だけでは読みきれない、複雑な状況が絡み合った地形にあることが、
身をもって感じられました。
2日間にわたる視察を終え、
今後、何ができるか、何をしなければならないか、
また日々考え、できることから実行していけたらと思います。
同情、ではなく、とにかく、日本を動かすために何か行動を起こすこと。
これは、被災地支援に目に見えて直結することではないかもしれません。
でも、私たちひとりひとりが、懸命に考え、働いて、生きて、生活することが、
きっと、日本を動かしていくことと信じています。
お忙しい中、お時間をいただきました、
現地の皆様、ありがとうございました。
最後になりましたが、
被災された方々に
お見舞い申し上げると共に
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
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