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2012.7.15

継ぐ

 

池坊550年祭「特別講座」

「歴史に刻まれて550年」

毎年行われているいけばな池坊の巡回講座

今年は、550年記念ということで、午前、午後と通しの講習でした。

池坊という華道の歴史を、講義とデモンストレーションで魅せていただきました。

会場は満席。

改めて、華道という文化の深さを感じます。

 

起源は587年、聖徳太子が六角堂を草創され、小野妹子、親鸞等による、

「花をたてまつる」文化。

 

上の写真は「三具足の花」。

花を神や仏に「たてまつる」ものとし、

1351年「慕帰絵詩」に盆栽等と描かれていたそうです。

「投げ花」。

きちんとした器がない頃、生活雑器を用いられていたそうです。

 

1462年、「碧山日録」に池坊専慶の名が登場し、このときから今日まで550年。

永久を求めない、仏教の「無常観」が、日本人に浸透したのか、

今日まで受け継がれてきています。

「立花正風体 」

1629年、二代専好により、立花。

「立花大全」という書物にされることで、習いやすく、学びやすくなったそうです。

 

「生花正風体」

1673年、専養の頃、庶民の生活が豊かになり、六角堂で花展なども行われ、

庶民にも生けられる生花が流行したそうです。

今日では、床の間がない家でも、机の上にも置けるよう、

小型(写真右)など、工夫されています。

 

 

 

「生花新風体」

現在の家元、専永氏が家元になられた1945年から現在までの 67年間。

世界も日本も、大きく生活や文化が変わりました。

それに合わせて、いけなばも新しい様式がつくられました。

 

 

 

 

 

「自由花」

床の間がない家でも、洋式の空間でも、自由に生けられます。

これまでのものが花材の「全体像」を見ていたのに対し、「部分美」が大切になります。

 

 

 

こうして、各時代の生活様式や文化に合わせて、

いけなばも変化しながら発展、継承されてきたのですね。

 

変わらないのは、自然の中で、植物が一生懸命生きる姿を表現すること。

色、姿、質を見ること。生かすこと。

「カタチ」ではなく、「姿」を受け継ぐこと。

カタチに植物を当てはめるのではない。。。。

 

様々なモノに通じることですね。

 

子供たちの自由花を魅せていただいた後、

最後は、音楽に合わせて、会場と一体となったデモンストレーション。

 

550年という歴史を学びながら、

花と笑顔が溢れる素敵な講義でした。

 

ありがとうございました☆

 

 

 

 

 

 

author:asuka  | コメント(0)

category: blog池坊

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