アトリエイノウエ

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2012.6.11

起源

今できることとは・・・?

写真家、杉本博司氏による

アートの起源

「アートとは技術のことである。眼には見ることのできない精神を物資化するための」

 

杉本氏の作品とともに、人間の根源、日本人のこころを考えさせられます。

 

表紙は「放電場」。

写真家にとっての天敵、静電気という魔物を逆手にとり、

起電機により意図的に放電現象を起こし、出来上がった作品。

まるで生命の始原のような形が何故生まれてくるのか。。。。

 

宗教、科学、芸術を歴史的観点から紐解き、

その深みを追求されています。

氏の写真作品と同様、

読むほどに、心地よい深みに嵌っていきます。

 

「言葉」も大切ですね。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

■序文

私は展覧会を催すたびに、図録を刊行してきた。

図録とは、絵画や彫刻や写真を図版として収録するものである。

しかし最近になって、私は私の作る「作品」や、私の収集する「物」が、

言葉とイメージとの、抜き差しならない関係のなかで、

きわめて補充的な関係にあるということを、意識するようになった。

私の作品は、言葉によって解説されるのではなく、

むしろ、言葉に触発されながら、

混濁した意識のうちに作品の姿かたちが浮かび上がってくることに気が付いた。

私の収集する「物」、たとえば、金鵄勲章の姿には、

「栄誉」という、言葉のイメージが先行してあり、それを物神化し、

さらにその上に国家という観念を塗布したものが金鵄勲章なのだ。

私は1年間に渡って、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された

『アートの起源』展のカタログとして、

その図録をカタログ化しながら、その作品をかたちづくるイメージが、

言葉によって触発されたことをも、併記するために、

図録でもなく、評論集でもない、詩集でもなく、独白でもない、

なにかを、

ここに上梓することにした。」

author:asuka  | コメント(0)

category: blog

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