かた
女の子の節句が近づいてきましたね。
お雛様が飾られている御宅もたくさんあるのではないでしょうか☆
久々のお華のお稽古。
枝物一種生けは初めてでした。
花材は「桃」。
「真、副、体の三つの役枝で構造する形式を持ったいけばなで
立ち伸びる草木の花をいけ直す」
枝の形で表現するので、「ためる(※)」ことはとっても大切なのですが、
これが、私はなかなかうまく出来ず。。。
落ちやすいとはいえ、貴重な桃の蕾をたくさん落としてしまいました。
先生に直していただいたのがこの写真です。
横から見ると。。。
こんな風です。
すぐにわかるのは「真」だけで、
未熟な私には、「副」「体」はどこからどこまでか判別が難しいです。
これを習得するには、とにかく修練あるのみ、ということで、
頑張ります☆
「桃」って、寒い中一生懸命咲く姿が本当に可愛らしいですね~♪
【お雛様についての豆知識】
お内裏様とお雛様の位置、関東と関西で違うそうです。みなさん、ご存知ですか?
私は、先生に教えていただいて初めて知りました。
関西では雛壇を背にして左側(向かって右)にお内裏様を飾るそうですが、関東では逆。
調べてみると。。
「人形は関東と関西では、お内裏様とお雛様の位置が違います。
関西では「天子南面して東に座す」という、古来よりの朝廷の儀式に習い、
紫宸殿を背にして左が上位とする飾り方をしているので、
雛壇を背にして左側(向かって右)にお内裏様を飾ります。
これに対し、関東では、昭和天皇御即位の礼の際、
右に男性が立つ西洋式スタイルを取り入れたことから、
以来、雛壇を背にして右側(向かって左)にお内裏様を飾るようになったとする説があります。
また、東日本でお雛様が上位である左に置かれるのは、
徳川家康の孫である「興子内親王」が後に即位し明星天皇となってから、
古事に習い江戸では上位の左に女雛を置くようになったという説もあります。
~「人形の秀月」より~」
とのことです。
かすかな記憶を思い起こしてみると。。。我が家は関東式、だったのかな~?
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池坊 生花正風体一種生 「桃」
◆桃の節句◆
三月の「上巳(じょうし)」(第一の巳の日)に人形に汚れを移して川に流し、
厄を払った風習に端を発していて、
厄を払うのに、仙木、仙薬とされた桃を薬用として
用いたことから始まったそうです。
(※)ためる
枝に力を加えて曲げたり伸ばしたりして、 自然の枝葉に少し手を加えて、自然な感じに美しさを引き出してやること)
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