アトリエイノウエ

  • 最新情報
  • プロジェクト
  • 概要/プロフィール
  • ご依頼から竣工までの流れ
  • blog
  • お問い合わせ
2012.1.29

コレクティブ

 

大学の恩師である、日本女子大学 住居学科 教授 小谷部育子先生最終講義を拝聴してきました。

久々に訪れた日本女子大学。

成瀬記念講堂  少し綺麗になって、変わらずそこに存在していました。

 

泉プロムナード 住居学科で同級生だった、KAOさん設計のランドスケープ。

 

講義が行われたのは、80年館5階851教室。

タイムスリップしたような変わらない場所でした。

 

■テーマ

「異文化社会に生きる~第三の住まい コレクティブハウジング考~」

 

小谷部先生は、日本におけるコレクティブハウジング研究の第一人者でいらっしゃいますが、

日本女子大学にいらっしゃる前は、第一工房で女性建築家として活躍されていました。

 

本日は、先生が研究されている「コレクティブ」というテーマに載せながら、

誕生されてからこれまでの、先生の人生観、建築観、住まい観をお話いただきました。

学生時代にお聴きすることのできなかった先生の講義を、最終講義という形でお聴きでき、

胸がいっぱいになりました。

 

久々に拝見する先生は、トレードマークのヘアスタイル、ボブスタイルから

ベリーショートに変えられて、見た目の印象は少し変わられていましたが、

一段と美しく、力強い口調と優しい笑顔は変わらず。

現役の2年生の必須講義でもあることから若い方もたくさん!

数々の先生方や研究室のOGたちで、会場は満席。凄い熱気でした。

 

最後は、御歳95歳になられる、先生のお母様のお唄をお聴きでき、

会場は和やかな雰囲気に包まれました。

 

建築家、教授、副学長、と

ずっと走り続けられた先生。

今後はゆったりとされながら、そして、益々の御活躍をお祈り致します。

ありがとうございました。

*******************************

■講演内容キーワード

「異文化社会に生きる~第三の住まい コレクティブハウジング考~」

 

○異文化とは?

世代、年齢、出身地域、国籍、育てられ方、育ち方、ライフステージ、性、居住歴等。

いろいろなものに魅力を感じて集まる。自分らしく生き、次世代の子供を育てる。

他者との異文化であることの認識と、異文化交流によって、より心地よい自立と自由、安心、安全、刺激、楽しみのある住まい環境が作れる。

 

○出会いとは?

生き方、住居という建築の生み出され方、創られ方、使われ方、育てられ方への共感、響感、今日感。

年代により異なるもの。

 

○コレクティブハウジングとは?

個人や家族の自由でプライバシーのある生活を基本に、複数の世帯が日常生活の一部を共同化して生活の合理化をはかり、共用の生活空間を充実させ、住コミュニティを居住者自身がつくりだす生き方。

 

○コレクティブびと

集まって住むこと、参加することの動機を共有し、参加と共生の生活実践を通して自分自身の可能性を求める人々。

 

○事例

1993年 スウェーデン フェルドクネッペン   →人生の第二ステージ

1989年 デンマーク リレ・グルンテ    →タウンハウス型。豊かなビレッジ生活。

1985年 オランダ ヘットプント   →6件のクラスターコモン

2003年 日本 かんかん森   →日本における民間プロジェクト第一号

 

○立地と集合形態

既成市街地、郊外、住宅団地 積層型、長屋型、戸建て集合

 

○供給主体

公共、民間、その他

 

○所有形態

賃貸、一括借り上げ、coop

 

○運営

モデルセルフワーク、セルフワークサービス

 

○建築種類

新築、増改築、コンバージョン、既存ストック活用の可能性

 

○第三の住まい

1930年 アルヴァ・ミュルダール  賃貸、集合住宅、に続く第三の住まい。

 

○住コミュニティー

居住者(コレクティブびと)、物理的環境(コレクティブ住宅)、持続可能な管理運営(コレクティブ運営)

異文化共生、エコロジー、成熟社会、脱物質主義的合理主義。ローカルアクション。 

 

author:asuka  | コメント(0)

category: blog講演会

コメントをお願いします