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2012.1.16

メタボリズムの未来都市展

森美術館で開催されていた「メタボリズムの未来都市展」に行ってきました。

手書きの図面、写真、模型、映像等を通して、とても分かりやすく展示されており、

多岐に渡る内容もじっくりと観ることができました。

改めて、諸先輩方の強い思いと実行力があったからこそ、現在の環境があることに感謝すると共に、「環境」や「日本文化」、そして「心地よい」といった五感に対する思いは変わるものではないことに安心と希望を覚えました。

 

展覧会開催中に、菊竹さんが亡くなられたというのは、残念でなりません。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

展覧会を後に、東京シティビューから都市の夜景を眺めました。

東京タワーが紅白に堂々と輝いていました。

一望するこの視線の先には、たくさんの人々が、それぞれの暮らしを送っているのですね。

大切にしていきたいです。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

【パンフレットより】

1960年代の日本に、未来の都市像を夢見て新しい思想を生み出した建築家たちがいました。

丹下健三に強い影響を受けた、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦といった建築家たちを中心に展開された建築運動の名称は「メタボリズム」。生物学用語で「新陳代謝」を意味します。環境に素早く適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖していく建築や都市のイメージでした。

東京湾を横断して伸びていく海上都市、高く延びるビル群を車が走る空中回廊でつないだ都市など、その発想の壮大さには驚かされます。メタボリズムが提唱されたのは、戦争で荒廃した日本が復興し高度経済成長期へと移行した時代です。そこには理想の都市を通じて、よりよいコミュニティをつくろうという思いもありました。この展覧会は世界で初めて、メタボリズムを総括する展覧会になります。日本が大きな転換点に直面している今だからこそ知りたい、建築や都市のヒントが詰まっています。本展は4つのセクションと特設のメタボリズム・ラウンジで展開します。

1.メタボリズムの誕生

日本で生まれ、世界を巻き込んだ建築運動「メタボリズム」。中でも都市のスケールで建築を考えた丹下健三は、メタボリズムの誕生に大きな影響を与えています。この章では戦後日本の建築・都市デザインの原点となった丹下による戦災復興計画「広島ピースセンター」と1960年に提案されたマニュフェスト「METABOLISM/1960ー都市への提案」で発表された未来都市の構想を中心に、戦中戦後の都市デザインの変遷をたどります。

2.メタボリズムの時代

メタボリズムの思想は未完の未来都市計画だけでなく、実践的な建築となって実現されました。このセクションでは丹下健三らによる東京湾を横断する画期的な海上都市のアイデア「東京計画1960」、メタボリズムを象徴する脱着可能なカプセルによる都市住宅「中銀カプセルタワービル」、工場で作った部品を誰でも組み立てられるようにしたプレハブ住宅の原点「南極観測隊昭和基地」など、都市構想から公共建築、住宅まで幅広く展開された活動を紹介します。

3.空間から環境へ

メタボリズムは建築や都市にとどまらず「環境」というキーワードを軸に、デザインやアートなどとも深く関わっていました。その結果の一つが1966年に開かれた「空間から環境へ」という展覧会です。また、1970年の大阪万博は「環境」をテーマにさまざまなジャンルが統合されたイベントでもありました。このセクションでは「空間から環境へ」展に参加したアーティスト、山口勝弘やグラフィック・デザイナー、粟津潔らの作品を展示、あわせて大阪万博を都市や建築の視点から紹介します。

4.グローバル・メタボリズム

万博以来、丹下健三を始めとするメタボリズムの建築家たちは海外での活躍の場を広げていきます。彼らはそこで、メタボリズムの思想をさまざまな形で実践していきました。ここでは丹下健三によるマケドニアの首都の震災復興住宅「スコピエ都心部再建計画」、槇文彦の「リパブリックポリテクニック」など、都市のスケールで展開された大型プロジェクトを紹介します。未完、進行中のものも含め、世界、とくにアジアでの都市の発展にメタボリズムがどのように寄与したのかを検証します。

5.メタボリズム・ラウンジ

メタボリズムの思想やアイデアは現在も、さまざまな形で建築や都市デザインに生きています。メタボリズム・ラウンジでは、東北地方太平洋沖地震で被災した病院で、緊急災害対応ユニットとして活躍した、栄久庵憲司による「快適仮設空間QS72(設計:GKデザイングループ)」や、清水建設株式会社の「GREEN FLOAT」プロジェクトなど、メタボリズムの影響が見られる進行中のプロジェクトを紹介します。さらに関連図書や会期中に開催されたシンポジウムの記録映像などを通じて、メタボリズム思想が生み出す都市や未来像を示します。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

author:asuka  | コメント(2)

category: blog展覧会

コメント

  1. 日下 淳一
    2012.1.16 12:27

    良かったですね♪

    また機会があれば…

  2. asuka
    2012.1.16 13:34

    >>日下さん
    おかげさまで行くことができました。
    とても充実した展覧会でした。
    ありがとうございました!

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