継ぐ
事務所開設のご祈祷に、伊勢神宮へ行ってきました。
一般的な参拝のルートとされる
「外宮(げくう)」から「内宮(ないくう)」へ詣りました。
伊勢市駅から徒歩5分、外宮の入口左手に見えてきたのは、現代建築「せんぐう館」でした。
設計は栗生総合計画事務所により、勾玉池を臨む伸びやかな佇まいです。
平成24年4月に開館予定ということで、初詣時期休憩所のみ立ち入りが出来ました。
唯一神明造で、御正殿や他の別宮と同様に新御敷地が隣地に用意されています。
御正殿や別宮にお参りし、「内宮」へバスで移動。
お正月の参拝客で混んでいて、通常10分程度のところ、40分程度かかりました。
「内宮」の入口、「宇治橋」。両端に鳥居がかかっています。
内宮・御正殿の棟持柱(むなもちばしら)は役目を終えた後、この宇治橋の内側の鳥居として使われ、更に20年後は鈴鹿峠の「関の追分」の鳥居となるそうです。又、外宮・御正殿の棟持柱は役目を終えた後、この宇治橋の外側の鳥居として使われ、更に20年後には桑名の「七里の渡し」の鳥居となるそうです。
宇治橋を渡って右手にすぐあるのが「大正天皇御手植松」。手入れが行き届いた立派な松です。新成人の振袖姿も一年の始まりを感じさせてくれます。
手水舎で手を清め 第一鳥居をくぐると右手に「五十鈴川御手洗場」。まさに神が宿る美しい風景です。
内宮の「御正殿」。外宮と異なり、高台にあります。
東西に同じ広さの敷地には、20年に一度の式年遷宮ごとに社殿が新しく造り替えられます。
次回は来年、平成25年ということで、すでに仮囲いが出来ていました。
神楽殿でご祈祷いただき、心新たに。
「おはらい町」の「おかげ横丁」にある「海老丸」さんでまぐろ手こね寿司をいただきました。
江戸時代のまちなみを再現された石畳の通りは、江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物を移築・再現されたというだけあって、賑わいがありながら趣のある場所となっています。
参拝客の楽しみは、昔も今も変わらないのですね~
久々に訪れた伊勢神宮は、以前に訪れた時と同じように迎えてくれました。
20年に一度の式年遷宮により代々受け継がれてきたこの空間は、
圧倒的な存在感であるのですが、それを押し付けることなく自然に心に染み入ってくる感じがしました。
良き年明けになりそうです。
◆豊受大神宮(外宮)
食物・穀物を司る神である豊受大神宮(とようけだいじんぐう)がお祀りされています。内宮創建から500年後に伊勢の山田原にご鎮座された「衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神」です。
◆皇大神宮(内宮)
皇室の御祖先の神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされています。垂任(すいにん)天皇の26年(紀元前4年)に、神路山・島路山を源とする五十鈴川の川上にご鎮座された「日本人の総氏神」です。
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